第3回 「がん」って何? 良性腫瘍との違いは?


 

がん組織は、ほかの組織に必要な栄養分を奪って増殖していきます(自律性増殖)。また、ひとたび生じたがん細胞は、周囲にしみ出るように拡がるとともに体のあちこちに転移することがあります(浸潤と転移)。その結果、ますます正常な組織に栄養が届かず栄養失調状態になり、脂肪や筋肉などが次第に減って衰弱していきます。食べていてもガリガリに痩せてしまうのがこの現象です(悪液質)。

 

良性腫瘍は「自律性増殖」をしますが、「浸潤と転移」「悪液質」を起こすことはありません。増殖のスピードも、悪性腫瘍に比べるとゆっくりしています。腫瘍の大きさや発生した場所によっては、症状が起こることもありますが、外科的に完全に切除すれば再発することはありません。

 

がん細胞ができてしまう原因は、「修復機能の異常」です。

 

大気中には、約20%の酸素が含まれており、生物はこの酸素を利用し生命活動をしています。酸素を吸う生物は、エネルギーを燃やしたときに、「活性酸素」という燃えかすのようなものがつくられます。「活性酸素」は、感染防御や免疫機能の重要な働きをする一方で、過剰に産生して体内にたまっていくと、細胞の遺伝子に障害を起こし修復機能を正しく働かせなくするのです。これが、がん細胞を生じさせてしまう原因と考えられています。

 

がんの予防としてできることは、日頃の元気食欲、排便排尿の状態を気にすることはもちろんですが、スキンシップをはかり体の表面に「しこり」ができていないかチェックすることでも大きな効果につながります。

また、がんは糖分が大好きで、酸素を嫌います。運動せず「糖分」の多いものを食べていると、がん化するリスクが高まります。従って、スキンシップをはかりながらストレスを軽減し、適度な運動をすることで心肺を動かし、体中に十分な酸素が行き渡っていると、大きな予防効果にもつながります。

 

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